こんにちは、ターコイズです。
腕時計に興味を持ち始めた最初の頃は私もよく似た言葉のクロノメーターとクロノグラフの意味を勘違いしていました。
クロノメーターとクロノグラフは全く違う‼
腕時計の文字盤にも書かれているクロノグラフとクロノメーターの文字の意味は違います。
よく似た言葉ですから違いやすいですよね(笑)
クロノグラフ chronograph
引用元:the-ticken.com
腕時計の中にはストップウォッチ機能を持つクロノグラフ(chronograph)と呼ばれている腕時計があります。文字盤の中に別の小さなダイヤルが縦にあるものや横になったものが一般的なクロノグラフですが、中には小さいダイヤルは無く秒針が重なっているだけのモデルもあります。
文字盤のにchronographと記載された腕時計もあります。ロレックスはcosmographという独自の表記をされていますね。
クロノグラフは時針、分針、秒針以外で時間を計れるダイヤルや針を備えている腕時計で普通の針やカレンダーを動かすリューズ以外にクロノグラフ針を動かすスタートとストップするプッシュボタンとクロノグラフ針をリセット出来るプッシュボタンを備えています。
一般的なクロノグラフは通常はセンター針で秒針として動いている針のところにクロノグラフ針が付き秒針は別のスモールダイヤルにあります。
それ以外に30分積算計や12時間計などそれぞれの配置によって縦目とか横目のクロノグラフと呼ばれています。
ブランド腕時計のクロノグラフの中ではロレックスのデイトナと呼ばれるモデルでとても人気が高いです。
クロノメーター chronometer
引用元:the-ticken.com
腕時計の高精度なムーヴメントに与えられる認定でほとんどの場合、公的機関スイスクロノメーター検定協会 C.O.S.Cの認定の事を指します。
クロノメーターの認定基準
スイスにあるジュネーブ、ル・ロックルまたはビエンヌの試験場で行われます。
試験は15日間かけて5つの姿勢差(水平、垂直など)と3つの温度下で日差(1日にズレる時刻)が-4秒~+6秒以内の基準の腕時計のみ認定される。(20㎜以下のムーヴメントは-5秒~+8秒)
その他にジュネーブシールと呼ばれているスイスのジュネーブ州が制定するムーヴメント規格でより厳しい基準の規格です。
認定されたムーヴメントにはジュネーブ州の紋章がされます。以前はパテックフィリップもジュネーブ規格でしたが今はより厳しい自社独自の規格としていてジュネーブシールからPPシールの刻印にかわりました。
他にも数々の認定や規格もありますしパテックフィリップのような自社で独自の規格を設けてより精度の高い製品を目指しているブランドも多くあります。外部の認定を取得せずとも自社で厳しい精度検査を行っているのは自社ブランドの自信の表れなのでしょう。
腕時計にchronometerと記載された文字盤が多くありクロノグラフの腕時計にも書かれているのでクロノグラフモデルにクロノメーター?とても似ている言葉なので誤解しやすいです(笑)
腕時計の精度や状態を確認したいならこんな機械で調べられますよ。
まとめ
それぞれの意味を理解すると納得できるのですが知らない人からすると間違いやすい言葉です。
クロノメーターは腕時計の精度に対する基準を示した規格、クロノグラフは時間を計測するストップウォッチ機能。
腕時計の中でもクロノメーター規格のクロノグラフは高級な腕時計ですが一本はコレクションとして欲しいですね。
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今回も最後まで見て頂きまして、ありがとうございました☺