こんにちは、ターコイズです。
昨年、ランゲ&ゾーネからラグジュアリースポーツと呼べるオデュッセウスが登場し話題を集めましたが
ランゲ&ゾーネ初のスポーツ系モデルの登場でランゲランゲ&ゾーネにあまり興味のない方でも少し気になるブランドになって来てますよね。
【ドイツの腕時計】ランゲの魅力!ハイクラスなドイツ製大人のブランドウォッチ!
ランゲ&ゾーネはドイツ製の金無垢ドレス系ウォッチを中心としたハイクラスの腕時計ブランドです。
ランゲ&ゾーネは、1845年創業していますが、第二次世界大戦で工場は灰燼に帰す。1989年ベルリンの壁崩壊後の1990年に東西ドイツ再統一から見事に再建を果たしました。
私がランゲ&ゾーネに魅力を感じはじめたのは、ある腕時計好きの集まりに誘って頂いた時からでした。
そこで目にしたのはパテックフィリップ、ランゲ&ゾーネ、リシャールミルなど複雑機械式腕時計の数々で、ネットや雑誌などで見る機会はあっても実際に触れる事などない、まさに雲上腕時計です。
そこで見た中でもランゲ&ゾーネの芸術的な機械の美しさに目を奪われたのです。
エナメルダイヤルの「リヒャルト・ランゲプール・ル・メリット」
「リヒャルト・ランゲプール・ル・メリット」の表情はエナメルダイアルのヌメットとした、独特の輝きでブルースチール針との組み合わせがとても魅力的です。
大きく重いスポーツモデルばかり使ってた私にとっては腕に乗せた感じもシンプルで素敵な印象でした。
ランゲ&ゾーネの魅力は文字盤だけではありません。
何と言っても裏側のスケルトンケースから見える景色はこれぞ機械式腕時計といった嗜好で、綺麗に磨かれた鏡面仕上げと、丁寧に施されたサンバーストやペルラージュ仕上げはどこを見てもとても綺麗に仕上げられています。
プレートや、受け、レバーなどは均等に面取りされ、それぞれ違う職人によってエングレービングされたテンプ受けも見逃せません。
引用元:www.gressive.jp
「リヒャルト・ランゲプール・ル・メリット」に感動したのはチェーンフュジー(鎖引き)による動力伝達です。
ランゲ&ゾーネではチェーンフュジーは、機械式時計の精度を向上させるための最も効果的な複雑機構のひとつとされていますが、腕時計の中にチェーンが組み込まれているなんて凄いですよね!
断面寸法は0.6×0.3ミリで、チェーンの構成部品数は636個で組立てられています。このチェーンを組立てるだけでも大変そうです。
こんな素敵なモデルの数々を見せて頂いた事でランゲ&ゾーネの魅力に取りつかれてしまったようです(笑)
ランゲ&ゾーネにとてもお詳しい方も居られ、素敵なお話や素晴らしい腕時計に触れさせて頂けたとても楽しく有意義な時間でした。
A-LSさんのブログでは、ランゲ&ゾーネやパテックフィリップなどとても詳しく解説されています。
本家HPよりもわかりやすく詳しいかも(笑)
ランゲ&ゾーネ1815の魅力&レビュー!
あれから何年か経ち私もやっとランゲ&ゾーネにたどり着きました。複雑機構を備えたランゲなど手をだせる筈もなくシンプルな1815ですがとても魅力的なタイムピースです。
左 ホワイトゴールド 1815アップ/ダウン 右 ピンクゴールド 1815
ランゲ&ゾーネの中でもアラビア数字のインデックスは1815モデルの特徴で、シンプルな3針は懐中時計を思い起こさせるようなデザインです。
ランゲ&ゾーネの1815
1815 Ref.: 235.032
仕様
- ムーヴメント L051.1 手巻き
- パワーリザーブ 55時間
- 素材 ピンクゴールド
- サイズ 38.5ミリ 厚み8.8ミリ
- ダイヤル シルバー無垢
- 風防 サファイヤガラス 無反射コーティング
- ベルト アリゲーターのストラップ
- 針 青焼き
- 防水性能 3気圧
- 価格 ¥2,794,000円 税込
1815アップ/ダウン Ref.: 234.026
仕様
- ムーヴメント L051.2 手巻き
- パワーリザーブ 72時間
- 素材 ホワイトゴールド
- サイズ 39ミリ 厚み8.7ミリ
- ダイヤル シルバー無垢
- 風防 サファイヤガラス 無反射コーティング
- ベルト アリゲーターのストラップ
- 針 青焼き
- 防水性能 3気圧
- 価格 ¥3,289,000円 税込
ピンクゴールドのケース素材にシンプルな3針モデルで、シルバー無垢のダイヤルにブルースチール針がよく映えるモデルです。
文字盤の色はシルバーようなホワイトアイボリーのような見る角度によって変わる独特の表情が好きです。
このクラスになると、ただ単にシンプルな腕時計に見えても文字盤、インデックス、針などの仕上がりがとても丁寧に作り込まれています。
文字盤全体が間のびしないように僅かに段を設けた文字盤にスモールセコンド部は更に表面加工も変えています。
針の取り付け部の細部まで綺麗に作り込まれて丁寧に収められているのはさすがです!ランゲ&ゾーネのブルースチール針の形状は、とても優美で素敵なんですよね。
分針の長さも外周サークルにきっちり合わせていて、こういった細かい部分が見えてくると文字盤だけでも職人の技というかブランドの拘りが各部に感じられます。
ランゲ&ゾーネの腕時計は何と言っても裏側から見る事の出来るムーヴメントです。3/4プレートの表面加工、ブルースクリューによるビス留め式ゴールドシャトン、ハンドエングレービング入りテンプ受けなど見る人の心を引き留める美しさがあります。
裏側のサファイアクリスタルにもコーティングが施されていてとても綺麗です。
1815の進化
外観のデザイン的には殆ど変わらない印象ですが、当初のモデルに比べ文字盤に僅かな段差が入り引き締まった印象です。サイズ変更に伴い内部ムーヴメントも進化を遂げています。
サイズ感
最初の発売当時1815モデルは35.6ミリサイズでの登場でしたが、2009年に40ミリのサイズにアップ!そして現行モデルで38.5ミリになっています。アップダウンの現行モデルは2013年発表モデルで39ミリのサイズです。
サイズ感は人により違いますが、私個人の印象は現行モデルのサイズが丁度いいと感じます。
私のように腕が太い方には、36ミリは少し小さく感じます。いちど40ミリのモデルを腕に乗せた事もありますが、こちらはカジュアルなファッションには大きいサイズもいいと感じましたよ。
ムーヴメント
内部ムーヴメントの変更でパワーリザーブも約45時間から約55時間、1815アップダウンでは約72時間にまで延びパワーリザーブ表示を備えているので実用的には十分使いやすいと思います。
アップダウンの進化としてはパワーリザーブの秒針がABになる(ゼンマイ動力がなくなる)と秒針が60秒のところで停止する機構も備えていてこういった拘りも凄いです。
ゼンマイの動力がなくなり、0秒に止まるところを見た時は、ちょっと感動しました(笑)
ドイツ製 MAED IN GERMANY
ランゲ&ゾーネはドイツ製の腕時計。ジャーマンブランドと言えば武骨なイメージにキッチリとつくられた印象を持つ方も多いと思います。
ドレス系ウォッチであってもハック機能(リューズを引くと秒針が止まる)付きであったり、アップダウンの0秒での停止機構などもそういったドイツ製の気質と感じますね。
今まで、ロレックスなど実用的なスポーツモデルばかり使って来ましたが、ランゲ&ゾーネのようなシンプルな革バンドのモデルも魅力的でいいと感じます。
この程度のサイズの金無垢モデルなら重さなど気にすることなく着け心地もいいです。ひとつくらい手巻きの金無垢モデルを持つのもいいですね。
考え方は人それぞれですが、雲上腕時計ドレス系モデルは、ロレックスなどのスポーツモデルのようなプレミア価格にはならないので、並行品や中古では買いやすいのも多くありますよ。
まとめ
ランゲ&ゾーネ初のスポーツ系モデルの登場で、今まであまり興味のない方でも少し気になるブランドになって来てますよね。
そんなランゲ&ゾーネのドレス系モデルがとても魅力的でスポーツモデルばかり使っていた私には衝撃的でした。
ドレス系モデルはどうしても革バンドとの組み合わせですので、暑い時期には使い難いですが、これからの季節にはとても似合います。
人気のスポーツモデルもいいですが、この秋、冬にはドレス系モデルで楽しんで下さいね。
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今回も最後まで見て頂きまして、ありがとうございました☺
1815は憧れで、裏スケはもちろんのこと、青針、アラビア数字、レイルウェイインデックス等々…ランゲの中でも一番惹かれるモデルです。
いつかは1815を上がり時計と考えているのですが、まだまだ先になりそうです(汗)
やっぱり傷や防水性は気になりますか?
ナナウチさん コメントありがとうございます。
1815いいですよ(^^) クロノグラフも欲しいのですが、買えそうにないです(笑)
金無垢なので小さな傷は入りますが、そんなに気になりませんよ。
こういったモデルは、日常生活防水なのでジャブジャブ洗えませんが、ビンテージモデルなんかと比べれば安心して使えます。革バンドなので汚れたら拭く程度ですよ。