こんにちは、ターコイズです。
腕時計の選び方のひとつに駆動方式で選ぶことが出来ます。
一般的に大きく分けると機械式(メカニカル)とクォーツに分けられ
どちらが良いとかではなくそれぞれの良さを知って自分に合った腕時計を選んで欲しいです。
機械式とクォーツの違い⁈駆動する原動力がゼンマイと電池の差!メリットやデメリット?
腕時計の原動力としてゼンマイを巻いて戻ろうとする力を利用して動く腕時計を機械式、
それに対しボタン電池や太陽電池の力で動く腕時計をクォーツ腕時計と呼ばれていますね。
それぞれの違いはたくさんありますが私が一番感じるところはこの辺りでしょうか
機械式腕時計
機械式腕時計は精密な部品で組み合されていて潤滑油などでスムーズに動いているのでブランド腕時計などでは、定期的なメンテナンスは必要ですが
修理やメンテナンスしながら世代を超えて永く使える事がメリットと言えます。
精度面ではクォーツ腕時計に比べ劣りますので正確さを求めるならデメリットと言えますね。
クォーツ腕時計
精度面では機械式腕時計の場合一日に数秒ズレることは許容範囲ですが、クォーツ腕時計は月単位、年単位での精度をもっています。
時間の正確さはクォーツ腕時計のメリットです。
機械式腕時計の腕時計と違い核となる部分は電子部品なので交換部品が無くなれば修理不能になる事もあるでしょう。
他にもそれぞれメリット、デメリットと感じるところははあります。
ただ正確さを求めるならクォーツ腕時計に機械式腕時計は敵いませんが、それだけじゃないところが腕時計のおもしろいところなのです(笑)
機械式の腕時計の駆動力はゼンマイ!
基本的にゼンマイのほどける力を利用して駆動するのが、機械式の腕時計ですのでクォーツ時計とは違いゼンマイが完全にほどけてしまうと止まります。
機械式腕時計の場合、トルクが強く夜光のある大きな長い針でも平気で動かしますのでデザインの重度や視認性は上げられます。
引用元:the-ticken.com
機械式腕時計の手巻きと自動巻き
機械式の手巻きの場合、ゼンマイがほどけてしまったら止まりますので止まる前にいつも巻いておく必要があります。
自動巻きの場合は腕に着け毎日使っていれば腕の動きで内部ローターと呼ばれる錘が回転する事によりゼンマイが巻かれ動き続けてますが時計外し使わずにずっと置いておけばやがて止まってしまいます。
ロレックスを買って次の日や数日後この時計壊れていると持って来られるお客様がいるとショップで聞いた事がありますが
ロレックスなどは殆ど機械式腕時計なのでこの事を知らない人はそう思いますよね。
高級ブランドの腕時計だからとても精度がいいので狂わないと思われている方もいますが機械式の腕時計は精度がクォーツの腕時計とは全く違い機械式の腕時計では1日に-10秒から+15秒程度の誤差があります。
秒単位で仕事をこなすなど時間が仕事の中で重要な要素となるなら機械式の腕時計は向きませんが、そうでないなら一日数秒の誤差であっても問題ないですよね。
しかし、とても安価で一日に数分から数十分もズレが生じるような腕時計では、使い物にならないです。
機械式腕時計の注意点!
衝撃や磁気に弱い事にも注意して欲しいです。
落としたりした衝撃で壊れ、何気なく置いた場所に磁気があり狂ってしまう事もあります。
ある程度のブランドの機械式腕時計は定期的なオーバーホールなどのメンテナンスを行う事で精度を保ち永く使えます。
雲上と呼ばれるブランドの機械式腕時計なら何世代にも渡り永遠に使い続けていけるとも言われていてそこが機械式腕時計の良さでもありす。
機械式腕時計の資産価値
ロレックスのような人気モデルは売却しても損しないどころか得するモデルもあったり、パテックフィリップなど雲上ブランドには芸術的な価値を持つモデルもありますね。
クォーツ腕時計に比べ精度は劣りますが、機械式腕時計の精度の基準もあります。
クロノメーター検定協会による検定に合格した精度の高い腕時計も多くジュネーブシール、PPシールなどもっと厳しい規格で定めた独自の規格もあります。
機械式腕時計のメリット・デメリットは?
機械式の腕時計のメリットとしては
- ある程度のブランドであれば修理可能でありメンテナンスしていれば長く使える良さがある
- 駆動力のトルクが強いので太い針や複雑な機構でも駆動できる
- 資産価値のある腕時計もあり売却して得する腕時計もある
- 高価な腕時計でも永く使えるので愛着も湧き、所有している満足度も大きい
機械式の腕時計のデメリットとしては
- 精度がクォーツ式に比べ劣っている
- ゼンマイは定期的に巻かれていないと止まる
- 精密機械なのでどうしても衝撃には弱い
- 小さな金属パーツの集合体なので磁気にも弱く注意が必要
- ブランド腕時計などは高価な腕時計が多い
- 末永く使えますがそれなりにメンテナンス費は掛かる
クォーツの腕時計は正確!ハイブリット的なモデルもある?
電池や太陽電池(ソーラー)を原動力としているクォーツ時計は水晶に交流電圧をかけると一定の周期で振動する水晶振動子を用いているので精度は機械式の腕時計より断然いいです。
一般的にクォーツ腕時計の場合、トルクが弱い点がありますので短く薄い針を使っていいますが、最近ではトルクの強いムーヴメントもあるようです。
何もしなくても電池の寿命まで動き続けソーラータイプなら蓄電するので長持ちします。クォーツ腕時計の
電池の寿命は約2年から5年くらいで二次電池の場合でも約5年から8年くらい
ソーラータイプは電池交換がないのではなく充電池(二次電池)の蓄えが弱って来ると交換の必要があります。
グランドセイコー クォーツモデル
セイコーアストロン GPSソーラー
引用元:the-ticken.com
一般的にクォーツ時計の誤差は月に±20秒程度と言われています。
ただし一部の高級ブランドの高精度クォーツなら話は違い精度は驚きの年差が10秒程度なのです!
私のは電波時計だから狂わないよって思われると思いますが電波が届かない場所にずっといると普通のクォーツ並に狂います。まあそんな状況はなかなかないですが(笑)
安価なクォーツの腕時計の場合は造り自体も簡素で、文字盤の刻みと秒針が合ってない物も多いです。ここが気になる(笑
今まで使ってたけど電池切れとかでそのまま使わなくなった方も多いと思います。あまりにも安価な腕時計は電池が切れる頃には外装もヤレて電池交換やメンテナンスなどしないですね。
安く簡単に作れてしまうだけに資産価値という面では乏しいですし、使い捨て感覚になるのも致し方ないのかも知れません。
高級腕時計ブランドのクォーツ時計はメンテナンスも必要と考えます。機械式のように定期的にメンテナンスすれば長い間使えます。
ただし、どうしてもクォーツ式の場合、電子回路には寿命があり、機械式のように修理しながら何十年も利用したい人には不向きともいえます。
クォーツ腕時計のメリット・デメリットは?
クォーツ腕時計のメリットとしては
- 機械式の腕時計に比べ正確な時刻・日付
- 電池の寿命までは動き続ける
- 機械式に比べ複雑な機構ではないので衝撃や磁気にも強い
- 量産出来て安価である物も多い
- デジタルなど多くの機能表示も出来る
クォーツ腕時計のデメリットどしては
- 大きな針など動かす力は弱い
- 電子回路に寿命があり修理不能の物も多い
- 資産価値という面では乏しい
- 文字盤の秒針のズレが気になる物も多い
クォーツ式と機械式のハイブリット?
クオーツ腕時計に機械式の機能を持つ腕時計もあります。機械式の自動巻き機構でありながら水晶振動子からの正確な信号を受け精度はとても良いスプリングドライブと呼ばれる機構を持つモデル。
グランドセイコー スプリングドライブ
引用元:the-ticken.com
機械式の構造に水晶振動子からの正確な信号で制御を行う事で日差1秒以内の高精度を誇る電池やモーターを必要としない腕時計です。
自動巻き機構でありそのエネルギーをバッテリーに蓄えるキネティックと呼ばれるモデルもあります。
ハイブリットとは言え、バッテリー交換や自動巻き機構のオーバーホールやメンテナンスは定期的に必要になって来ます。
機械式腕時計とクォーツ腕時計のメンテナンス?
腕時計にはメンテナンスが必要です。高級なブランドになれば尚更必要ですが、それがネックで意外と高級ブランドの腕時計を買う事を躊躇してる方も多いのかも知れませんね。
機械式ならオーバーホール(分解掃除)を定期的に行わなければならないですしクォーツでも電池の交換やオーバーホールが必要です。
ソーラー、電波、GPSタイプなどの二次電池を交換する場合は、メーカーでのメンテナンス交換が必要のようです。
オーバーホールと電池交換の料金と頻度
機械式腕時計のオーバーホールの場合ブランドや使う頻度によりますが、約3年~5年が目安と言われていて、急に精度や動きが悪くなった場合、必要になる事もあります。
オーバーホールの料金もブランドやメーカー、依頼するショップなどでも違います。
腕時計の機能(クロノグラフや永久カレンダーのような複雑な機構)によっても金額は大きく変わりますし、摩耗などで悪くなった部品交換などでも料金は変わります。
一般的なオーバーホールの基本料金としては、約3万円くらい~十数万円以上掛かる場合もあり、ブランドやメーカーでのオーバーホールの場合は国内正規品と並行品で料金が違う事もあるので注意が必要です。
機械式の腕時計でもカルティエなどは、オーバーホールの分解掃除などせず、内部ムーヴメントの交換でメンテナンスを簡素化しているブランドもあります。
クォーツ式の場合は、電池の交換がメインで、電池の寿命は約2年から5年くらいで二次電池の場合でも約5年から8年と言われています。
自分で簡単に電池交換出来る腕時計ですと数百円と安く済みますが、ソーラータイプや電波GPSなどの二次電池の交換となるとメーカーでの交換やメンテナンスが必要な場合が多く数千円~数万円程度かかるようです。
防水機能の高いモデルもメーカーでの電池交換でパッキンの交換や防水テストをしないと防水性能は保証されませんから注意が必要ですよ!
高級ブランドはそれなりに維持費が掛かるのは仕方ないないところですが、高いお金を払って買った物は大切に扱いますよね!
良い物を長く大切に使えば愛着も湧きますし、ブランド腕時計の場合オーバーホールなど定期的にメンテナンスしてれば親から子供たちに受け継ぐ事もできますね。
腕時計を選ぶ際に日々の生活で数秒の違いが影響を受けるなら間違いなくクォーツ時計をおすすめしますが、そこまで時間に捉われないなら機械式も味わい深いい楽しめるいい時計ですよ。
腕時計に魅力を感じ始めたら機械式は絶対欲しくなると思います(笑)
腕時計は常にキレイな方が気持ちいいですね!おすすめ腕時計専用ガラスコーティング剤。
まとめ
機械式の腕時計はゼンマイの駆動力で動きクォーツの腕時計は電池やソーラーバッテリーによる水晶振動子を用いて動かしています。
腕時計を選ぶ際に日々の生活の中で数秒の違いが影響を受けるような仕事とかなら間違いなくクォーツ時計をおすすめしますが、そこまで時間に捉われないなら機械式腕時計も選択肢に入れるといいと思います。
機械式とクォーツはそれぞれの良さがあるので自分の使い方により選んで欲しいです。安価な腕時計以外メンテナンスはどちらも必要でありいい物を大切に使って長く付き合って腕時計ライフを楽しんで欲しいと思います。
今回も最後まで見て頂きまして、ありがとうございました。